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9月犬神ステッカー 柄柄
¥150
SOLD OUT
こんにちは。せとです。 オーナー五味と、店長せとのいる劇団、 空間再生事業 劇団GIGA は、今年から「夢野久作劇場」という企画をしています。 福岡の作家、夢野久作には、資料館などがない。何故だ。ならば、専用の劇場を自分たちで作ろう! という思いで始まった企画です。 春には短編を、そして9月からは来年の3月まで「犬神博士」をGIGAだけでなく、様々なアーティストが上演する。といったことをやっています。 これは、その、犬神博士9月。 で販売したステッカー。 犬神さんに、 GIGAの山田さんが色を塗ったものです。 それにミニステッカーが付いてきます。 しかもこれ、GIGAの団員分種類があり。 さらに、月を追うごとに変化していく仕様。 なんてこと。 全国の夢野久作ファンに会いたい。 夢野久作劇場に来てほしい。 来れないあなた。 犬神ステッカーなんて、どうですか?
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9月犬神ステッカー 水玉カラフル
¥150
SOLD OUT
こんにちは。せとです。 オーナー五味と、店長せとのいる劇団、 空間再生事業 劇団GIGA は、今年から「夢野久作劇場」という企画をしています。 福岡の作家、夢野久作には、資料館などがない。何故だ。ならば、専用の劇場を自分たちで作ろう! という思いで始まった企画です。 春には短編を、そして9月からは来年の3月まで「犬神博士」をGIGAだけでなく、様々なアーティストが上演する。といったことをやっています。 これは、その、犬神博士9月。 で販売したステッカー。 犬神さんに、 GIGAの猛者さんが色を塗ったものです。 それにミニステッカーが付いてきます。 しかもこれ、GIGAの団員分種類があり。 さらに、月を追うごとに変化していく仕様。 なんてこと。 全国の夢野久作ファンに会いたい。 夢野久作劇場に来てほしい。 来れないあなた。 犬神ステッカーなんて、どうですか?
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9月犬神ステッカー お合羽さん
¥150
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こんにちは。せとです。 オーナー五味と、店長せとのいる劇団、 空間再生事業 劇団GIGA は、今年から「夢野久作劇場」という企画をしています。 福岡の作家、夢野久作には、資料館などがない。何故だ。ならば、専用の劇場を自分たちで作ろう! という思いで始まった企画です。 春には短編を、そして9月からは来年の3月まで「犬神博士」をGIGAだけでなく、様々なアーティストが上演する。といったことをやっています。 これは、その、犬神博士9月。 で販売したステッカー。 犬神さんに、 GIGAの八尋さんが色を塗ったものです。 それにミニステッカーが付いてきます。 しかもこれ、GIGAの団員分種類があり。 さらに、月を追うごとに変化していく仕様。 なんてこと。 全国の夢野久作ファンに会いたい。 夢野久作劇場に来てほしい。 来れないあなた。 犬神ステッカーなんて、どうですか?
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9月犬神ステッカー 花札的
¥150
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こんにちは。せとです。 オーナー五味と、店長せとのいる劇団、 空間再生事業 劇団GIGA は、今年から「夢野久作劇場」という企画をしています。 福岡の作家、夢野久作には、資料館などがない。何故だ。ならば、専用の劇場を自分たちで作ろう! という思いで始まった企画です。 春には短編を、そして9月からは来年の3月まで「犬神博士」をGIGAだけでなく、様々なアーティストが上演する。といったことをやっています。 これは、その、犬神博士9月。 で販売したステッカー。 犬神さんに、 オーナー 五味が色を塗ったものです。 それにミニステッカーが付いてきます。 しかもこれ、GIGAの団員分種類があり。 さらに、月を追うごとに変化していく仕様。 なんてこと。 全国の夢野久作ファンに会いたい。 夢野久作劇場に来てほしい。 来れないあなた。 犬神ステッカーなんて、どうですか?
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9月犬神ステッカー 涙の芸妓
¥150
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こんにちは。せとです。 オーナー五味と、店長せとのいる劇団、 空間再生事業 劇団GIGA は、今年から「夢野久作劇場」という企画をしています。 福岡の作家、夢野久作には、資料館などがない。何故だ。ならば、専用の劇場を自分たちで作ろう! という思いで始まった企画です。 春には短編を、そして9月からは来年の3月まで「犬神博士」をGIGAだけでなく、様々なアーティストが上演する。といったことをやっています。 これは、その、犬神博士9月。 で販売したステッカー。 犬神さんに、 店長、せとよしのが色を塗ったものです。 それにミニステッカーが付いてきます。 しかもこれ、GIGAの団員分種類があり。 さらに、月を追うごとに変化していく仕様。 なんてこと。 全国の夢野久作ファンに会いたい。 夢野久作劇場に来てほしい。 来れないあなた。 犬神ステッカーなんて、どうですか?
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日本の昔話
¥500
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せとよしのです。 福岡で役者をしたり劇作をしたりしています。 日本の昔話 柳田国男 戯曲を書こう。 そう思った時に、 彼の言葉が綴る日本の昔話を、文字をこれから書いていきたいのであれば一度触れておいた方が良いよ。と、教授に勧められて手にした本です。 この本には日本中の昔話が載っています。 小さい頃よく聞いていた「むかしむかし、あるところに」大人になって読み返すと、こんなにも日本が隠れていたのか。染みていたのか。となんだか驚きました。 日本昔話なのだから、そりゃそうなのですけど。 日本で生きてきた私にも染みた心や精神(昔の話だからそうでないこともあるが)に触れて、自分の言葉に改めて向き合い、文字を書き起こす後押しになったなぁと思う本です。 文字を書こうと思う人、 昔話が好きな人 なんか童心にかえりたい人 これから子供に昔話を話したい人 いろんな人へ。
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九月十月
¥500
SOLD OUT
せとよしのです。 福岡で役者をしたり劇作をしたりしています。 この本は、空間再生事業 劇団GIGA「ベルナルダ・アルバの家」で役者として、アートユニット豆小僧◎「あまりに、あい」で劇作・演出として稽古をしていた時期に出会った漫画です。 新しい家族と新しい土地で暮らす人たちが、 それぞれの事情の中でかつて暮らしていたもうなくなってしまった一軒の家を思い出しながら生活していら様子を描いています。 文字の少ない、モノクロの絵。 影と暗闇がとても印象的で、でも冷たくはない生温い家族ならではの空気感が創作の手掛かりになりました。 心温まる、涙なしでは...というものではない。 ただ、家を家族を思う。考える。 そんな一冊です。 状態 普通〜すこしくたびれている 初版 2014年12月3日 著者 島田虎之介 小学館
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人生処方詩集
¥300
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五味伸之です。 モノドラマ「えぶりしんぐふぉみぃ♡」という、ドラマ劇の創作時に購入した詩集です。 ・モノと人間が同じ存在になること。 ・人間が自分自身への働きかけでモノのようになってしまうこと。 ・「私ってまるで振り子時計のような人生なのよ。あっちこっちに振り回されちゃって・・・」というように、モノに人生を例える感覚。 というように、 切迫した身体性の獲得、輪郭のはっきりした肉体の獲得を目指しました。 演目の内容は、自分で自分の身体をモノのように扱い、実際の肉体を、想像力と言葉と行動によって変化させていくというものです。 着想は、過去に人と話している時に、まったく人の話を聞かないでマシンガンのように話し続ける人に出会ったことです。この時、会話ではなく、僕は自分自身をその人にゴミ箱のように扱われた。と感じました。そして、自分自身でも、自分のことを貝のように沈黙させてしまっていました。 扱う側と扱われる側の双方の少しずつのイメージの違いを持ちながら、一つの関係の隙間にはまってしまうこと。その切迫感。現実的な肉体から外れてしまう感覚を産もうと思いました。 この演目は成功しました。 1.肉体の変質が可能であること 2.人間がモノへ変質していく過程にドラマがあること 3.言葉の力を感じることができる という気づきがありました。 3.の言葉の力、なのですが、 演目中に、演者が観客と共に選んだモノに変質していく時に言葉が再生されています。 水を選んだ場合、「私は水です。」「私は透明です。」「私はくっつく力がすごいです。」「私は固まることができます。」「私は流れます。」など、「私は〜」とモノが語る、人間が語るという2つのイメージを持って変質行為が行われます。 この言葉はランダムに再生するように設定していました。 この人生処方詩集も同じように、ランダムにに人生のある困難に出会った時に読むことを推奨されています。 曰く、「治療に役立つような1つの案内書。普通の内面生活の治療にささげられた一つの便覧。」と序文に書かれています。 短い詩が書かれており、 読む順番を変えることで、効能を変えることができるのです。 ・春が近づいたら ・母親を思い出したら ・天気がわるかったら ・大都会がたまらなくいやになったら ・年齢が悲しくなったら などなど、種々様々な困難への処方がここに用意されています。 「えぶりしんぐふぉみぃ♡」の中で完全に、この処方的効用を、手順変更によりデザイン出来たかはわかりませんが、 ある環境へのアプローチの1つとして機能したと思っています。 1つの目的を達成し、また別の目的へと繋ぐことのできるよう、 新しい作品を生みたくなる。 新しい出会いを信じることの出来る力をくれる本でした。 本の状態:良好
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神の子供
¥300
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神の子供 著者:西岡兄妹 太田出版 五味伸之です。 福岡で無倣舎という舞台ユニットの活動をしています。 残酷動物キグルミ劇「このちのいのちのこ」という、 キグルミを着て残酷表現を行う演劇を行う時にこの本を読みました。 舞台で起きていることは現実でありつつ、嘘っぱちという二つの世界がつねに重なっています。 最近どうも世間が、社会がぶっそうで、空にはミサイルが飛んでいます。こんな時に、生まれてくる子供たちの希望はなんだろうかなぁ。 ということを考えている時に、この本を見つけて購入しました。 神の子供は出産のシーンがあります。殺害のシーンがあります。陵辱のシーンがあります。それらが西岡兄妹の端正で冷たく細い線で描かれています。 言葉は人間の発している声ではなく、世界を記述するように、画面の中で起きている出来事と距離を取りながら配置されています。 聖なる雰囲気があり、白と黒の画面でありながら、血の赤、精液の白、輝く光を感じるようになっています。言葉と絵の絶妙なバランスによって成功しているといえます。西岡兄妹の大人の残酷絵本の手法が活きています。 登場する人物や世界は異国の様子を持っているのですが、 ジャングルジムや和式トイレなど、日本を感じるオブジェクトが配置されており、遠い出来事なのに、近くの現実というような悪夢が全体を覆っています。 西岡兄妹の本は、ずいぶん初期の「心の悲しみ」という本を読んでいたのですが、その時はエドワードゴーリーのような、ユニークな悪夢という印象でした。具体的な物語というよりも手法や詩的イメージが先行していました。 今回の神の子供では、物語がしっかりとあり、現実との向き合わせ方というようなものを感じました。 画面構成の余白の塩梅も心地よく、眺めているだけでも楽しめる本になっています。 太田出版 本の状態:良好
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植物はなぜ動かないのか〜弱くて強い植物のはなし〜
¥300
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植物はなぜ動かないのか 弱くて強い植物のはなし 著者:稲垣栄洋 出版社:筑摩書房 ちくまプリマー新書 自然界は弱肉強食の厳しい社会だが、弱そうに見えるたくさんの動植物たちが、優れた戦略を駆使して自然を謳歌している。 植物たちの豊かな生き方に楽しく学ぼう。 <目次より> 第一章:植物はどうして動かないのか? 第二章:植物という生き物はどのように生まれたのか? 第三章:どうして恐竜は滅んだのか? 第四章:植物は食べられ放題なのか? 第五章:生物にとって「強さ」とは何か? 第六章:植物は乾燥にどう打ち克つか? 第七章:雑草は本当にたくましいのか? ※各章の終りには、その章でのまとめが書いてあります。素早く読みたい方にもオススメです。 生き方・コミュニケーション・コミュニティのあり方を読むことができます。 五味伸之です。 この本は、動物残酷キグルミ劇を作っている時に参考にしていました。 動物・残酷ということで、「食べること」について知りたくて本を探していました。 この中の、 生物にとって「強さ」とは何か? という項目があるのですが、 生物は、生き延びて行くことがなによりの強さ。 そのために、より他が見つけていない居場所を探し出し、 オンリーワンであり、ナンバーワンでいる場所を探しています。 花屋のように、誰も守ってくれないのが自然の世界。社会というものということです。 そして、植物の種を運ぶ動物も植物と共に進化して生きます。 他の動物が手にできないものを手にすることができるように、 行動方法・体つき・栄養処理方法など、様々な状況を作って生きています。 この進化は、どちらが先ということは書かれていません。 セレンディピティーという同時的シンクロのようなものかと思っています。 この本を参考に、「残酷動物キグルミ劇」というキグルミ劇を行いました。 人間と動物の違いをできる限り無くしていくことと、 変化して行くことのできる劇場という世界でのからだについて。 演劇においても、 観客との関わり方は変わって来ていて、 観客が見ていることで想像する変化が先か、 演者が変化して行くのが先かは、 わからないものです。 仕事のあり方も、どんどんと変わって来て、 人との関わり方も、どんどんと変わって来ています。 コミュニティ・コミュニケーションの本としても読むことができます。 オススメ本です。 ぜひぜひ! 本の状態:悪
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人間の記憶のなかの戦争
¥1,000
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核戦争の脅威下にある20世紀後半の世界においては、本書のような古典的戦争の示す姿は、out of dateに見えるかもしれない。しかし、そうではない。戦争の形態は時代によって異なるが、ヒトという生物の生物学的・心理学的・社会学的側面では、ずっとつながりがあるのだ。本書はそうした意味で、現代人の認識のための一資料として役立つことをねがっている。 (本書表紙裏文章より) 五味伸之です。 この本は「残酷動物キグルミ劇「このちのいのちのこ」」という、 動物の着ぐるみを着て行われる残酷演劇の時に参考資料として購入しました。 残酷表現・残酷演劇をしたのは、 語ることのできない状況を感じたことが大きな要因です。 震災以後、あらゆる現場で議論や立場の違いというものを明確に示すことがうまれてきたように感じていました。 今はその上で、じゃあどういうように異質なものが隣り合う?ということを話す機会も増えてきたと感じていますが、ある時期 賛成・反対、○○派、○○主義など、 スタンスの違いを示すだけのような無駄な、まったく無駄な時間があったように思います。 その時の語ることのできない状況。というのが、 血の噴出や、内臓の破裂などといった、残酷演劇に当たりました。 ジョージ秋山「ラブリンモンロー」という豚を主人公に展開される動物に戯画化したナチスとの戦争を描くことに関心がありました。 動物にすることで、過激な表現がどうどうとまかり通るのです。自分と違う存在は、どういうことをしても構わない。といったような残酷さ。 本書「人間の記憶のなかの戦争」では、 カロ、ゴヤ、ドーミエといった画家たちが描いた戦争の絵が載っています。 この中に、デッサンで描かれていたものが、版画では修正されていたり、画家がどのようにこの現実を表すかに苦心している姿が見えます。 さらに、本書の後ろには<戦争・平和>語録が載っています。東西問わず、様々な人の戦争への言葉が載っています。 みすず書房のあとがきのはじめはこのように書かれています。 「戦争を主題とする本を編むのは辛い。」 誰一人として、望んでない。 そう信じたいものです。 みすず書房 古本状態=普通〜ちょい悪
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アウシュヴィッツに消えた子どもたち
¥500
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絵画記録 テレジン強制収容所 アウシュヴィッツに消えた子どもたち 〈アウシュヴィッツに消えた子らの遺作展〉を成功させる会 編 1 ナチスと戦争(ナチスがやってきた!;ユダヤ人とは何か;ユダヤ人狩り;テレジン強制収容所) 2 収容所の子どもたち(ひきさかれた子どもたち;収容所の生活;平和・希望を夢みて;絶望) 3 アウシュヴィッツの悲劇 4 解説(ナチスのユダヤ人虐殺と子どもたち;テレジンの幼い画家たちに学ぶもの;子どもたちとの出会い) せとよしの です。 この本と出会ったのは、「残酷動物キグルミ劇 このちのいのちのこ」の創作期間のこと。 残酷、という言葉から私は「無垢」「こども」というイメージを一番に持ちます。 こどもの無垢な行為に残酷さを感じたり 無垢なこどもへの行為に残酷さを感じたり 外に出たい、美味しいものを食べたい、お母さんに会いたい、目一杯走りたい、、、 狭い部屋の中で小さなクレヨンを片手に、彼らは小さな紙切れにどんな思いで絵を描いたのでしょうか。 彼らの生活の様子や、写真に写る彼らの目を見ると、心がぐらぐらと揺さぶられます。 楽しく家族と食卓を囲む絵。 たくさんの人が首を吊っている絵。 車が街を走る絵。 私はもう二度と、未来の見えない部屋で子供達がこんな絵を描くようなことがあってほしくない。 でも、戦争だけじゃなく、いろんな形で、日本にもそんな未来がやってくるかもしれない予感があります。 興味本位からでも 小さな画家たちの作品を呟きを。 手にとって見ませんか? ほるぷ出版 1991.6.1 初版 古本の状態 普通〜悪目
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ヒロシマの証言
¥1,000
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「声なき声」ということばがある。「声なき声」さえなかったのが二十四年前の広島市民であった。その時の広島、そこには死と絶望と、それを蔽う暗黒の「無」だけがあった。この広島の悲惨事は筆にもことばにも述べつくせるとのではない。(序より) 第一編 被爆体験 第二編 被爆者と市民の生活史 第三編 被爆者救援と平和への努力 五味伸之です。記憶の扱い方の演劇を作っています。 この本は、広島は「プレイバックシアター ゆめみるきかい」という公演を行う時に読んだものです。 その時参加した、広島演劇祭は「これまでとこれから」という、過去と未来を考えるテーマでした。 観客の体験した出来事をその場で再現する演劇:プレイバックシアターで、広島のこれまでとこれからを考える。広島育ちの僕にとって、「原爆」ということはどうしても考えることでした。 是か否か、僕は徹底的に否です。 近年、 被爆者の方々が次々にお亡くなりになり、実際的な核の脅威というものを感じる日々です。 今の不穏を壊すためだけに愚かな選択はしたくないものです。 これまでと、これからを考えるのにいかがでしょうか? 昭和44年8月6日第1版第1刷発行 広島平和文化図書刊行会編 古本の状態:普通〜悪目
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地獄絵大全
¥500
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地獄絵大全 日本人は何を恐れ、 何に救いを 求めてきたのか⁉︎ 五味伸之です。 この本は「残酷動物キグルミ劇「このちのいのちのこ」」という、 キグルミを着て行う残酷演劇の時に購入しました。 残酷劇なので、血が吹き出たり、内臓が噴出したり、腫瘍が溶けたりというグロテスク表現が必要なので、そのことの材料として。 それと、残酷がなぜ必要なのか。ということを考えるきっかけとして購入しました。 僕は演劇の創作と、演劇お化け屋敷というものも行なっています。 お化け屋敷なので、当然幽霊や、死者がたくさん出てきます。 普段目に見えないものを目に見えるようになる。ということは、それだけ、異界とのコンタクトが取りやすい状態ということです。 この地獄絵大全では、仏教・日本の地獄観が多くのビジュアルと共に紹介されています。 2017年の僕たちがこの絵を目にすると、当然恐ろしいですが、いわゆるリアルな写実表現とは少し違うデフォルメがあるので、 想像力を刺激して、「嫌な気持ち」になります。 現世は二番目に良いところとされていて、 苦しみもあるが、快楽もある。 けれど、快楽のみを追求していると、来世ではもっと苦しみのある世界にいく。 とされており、 現世での生き方の戒めとされています。 このほか、ありとあらゆる罪と罰が書かれています。 専門書というよりは、 簡易に大枠の地獄観を知りたい方にオススメです。 なにより、絵が多い。 絵の大きさと配置のリズムが良いので、するすると読み進めれます。 127P 発行=洋泉社 古本状態=普通〜良い
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