人生処方詩集

¥ 300

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五味伸之です。

モノドラマ「えぶりしんぐふぉみぃ♡」という、ドラマ劇の創作時に購入した詩集です。

・モノと人間が同じ存在になること。
・人間が自分自身への働きかけでモノのようになってしまうこと。
・「私ってまるで振り子時計のような人生なのよ。あっちこっちに振り回されちゃって・・・」というように、モノに人生を例える感覚。
というように、
切迫した身体性の獲得、輪郭のはっきりした肉体の獲得を目指しました。

演目の内容は、自分で自分の身体をモノのように扱い、実際の肉体を、想像力と言葉と行動によって変化させていくというものです。
着想は、過去に人と話している時に、まったく人の話を聞かないでマシンガンのように話し続ける人に出会ったことです。この時、会話ではなく、僕は自分自身をその人にゴミ箱のように扱われた。と感じました。そして、自分自身でも、自分のことを貝のように沈黙させてしまっていました。
扱う側と扱われる側の双方の少しずつのイメージの違いを持ちながら、一つの関係の隙間にはまってしまうこと。その切迫感。現実的な肉体から外れてしまう感覚を産もうと思いました。

この演目は成功しました。
1.肉体の変質が可能であること
2.人間がモノへ変質していく過程にドラマがあること
3.言葉の力を感じることができる
という気づきがありました。
3.の言葉の力、なのですが、
演目中に、演者が観客と共に選んだモノに変質していく時に言葉が再生されています。
水を選んだ場合、「私は水です。」「私は透明です。」「私はくっつく力がすごいです。」「私は固まることができます。」「私は流れます。」など、「私は〜」とモノが語る、人間が語るという2つのイメージを持って変質行為が行われます。

この言葉はランダムに再生するように設定していました。

この人生処方詩集も同じように、ランダムにに人生のある困難に出会った時に読むことを推奨されています。
曰く、「治療に役立つような1つの案内書。普通の内面生活の治療にささげられた一つの便覧。」と序文に書かれています。

短い詩が書かれており、
読む順番を変えることで、効能を変えることができるのです。
・春が近づいたら
・母親を思い出したら
・天気がわるかったら
・大都会がたまらなくいやになったら
・年齢が悲しくなったら
などなど、種々様々な困難への処方がここに用意されています。

「えぶりしんぐふぉみぃ♡」の中で完全に、この処方的効用を、手順変更によりデザイン出来たかはわかりませんが、
ある環境へのアプローチの1つとして機能したと思っています。

1つの目的を達成し、また別の目的へと繋ぐことのできるよう、
新しい作品を生みたくなる。
新しい出会いを信じることの出来る力をくれる本でした。

本の状態:良好

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